小さいお子様の歯みがきについて  ~始める時期、回数、歯ブラシの種類~

皆様こんにちは。にしい歯科クリニック院長の西井です。

九月に入っても暑い日が続きますが皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

今回は小さいお子様のお口のケアの方法についてお話していきたいと思います。

患者様からよく質問をいただくのは歯みがきを始める時期、回数、使う道具についてです。

それぞれについてお話していきたいと思います。

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Q1 歯みがきはいつから行えばいいの?

 

乳歯が生え始めたら歯みがきの習慣づけ(トレーニング)をはじめましょう。

まずお口の中をよく観察しましょう。お子様をあお向けに寝かせて、頭をお母さんやお父さんのひざの上にのせていただきますとお口の中がよく見えます。

次に清潔な指で口の中を触ってみましょう。特に上唇の裏を触られるのをお子様は嫌がりますが、少しづつ伸ばしてあげると口をいじられることに慣れてきます。

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お子様が慣れてきましたら、初めのうちはガーゼや綿棒などでぬぐってあげてください。

慣れてきましたら、乳児用の歯ブラシで1~2回ちょんちょんと歯に触れる練習をしましょう。遊ぶような感じで行うとお子様も喜びます。

歯ブラシの刺激に慣れてきましたら、歯を見ながら1本ずつ優しくみがきます。頑張って磨こうとして強く磨いてしまったり、長く磨こうとするとお子様は嫌がってしまいます。1本5秒位で十分です。上手にできたことをほめてあげることも忘れないでください。そうすることで歯磨きをすることが楽しいと思ってくれるようになります。

また上唇をめくるとミルクのカスがついていることがありますので、ガーゼで拭ってあげましょう。この部分は唾液による自浄作用(洗い流す作用)が少ないので、汚れがたまりやすいです。

 

Q2 歯みがきは一日何回必要ですか?

 

理想的には毎食ですが、初めのうちは歯ブラシに慣れることが大切ですので、お子様の機嫌のいいタイミングで行えばよいでしょう。歯ブラシに慣れて、嫌がらなくなれば毎食後習慣になるように回数を徐々に増やしていきましょう。

なかなか歯ブラシを嫌がってさせてくれないときもあると思います。そのような場合は少なくとも寝る前は必ず仕上げみがきは行ってください。

寝ているときは唾液の分泌量が減少するため、むし歯菌が繁殖しやすくなります。

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Q3 歯ブラシはどのようなものがいいの?

 

まず、お子様が喜んで歯磨きをしてくれて、習慣付けることが大切です。ですのでお気に入りの色やキャラクターで選ぶのが良いと思います。

形としましては、毛のついた頭の部分が小さめの歯ブラシで、毛先が丸く加工してあるものが磨きやすく、歯ぐきにもやさしいのでおススメです。

にしい歯科クリニックではベビーカーごと入れる診療台もありますし、キッズルームも完備しています。

お子様のお口の中のことでお困りのこと、知りたいことがあればいつでもお越しくださいね。

にしい歯科クリニックは、大阪市中央区東高麗橋天満橋駅と北浜駅のちょうど真ん中あたり)にあります。

平日は21時まで診療しています。

 お口の中のどの様なお悩みもお気軽に相談してくださいね。

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