歯がはえはじめた赤ちゃんの歯みがきの仕方について
皆さんこんにちは。にしい歯科クリニック院長の西井遼太郎です。
新型コロナウイルスが猛威を振るっていますね。
外出時はできるだけマスクを着用し、自宅に帰られたら手洗いうがいを心がけるようにしましょう。
さて、今回は赤ちゃんの歯みがきの仕方についてお話ししたいと思います。
当院でも子育て中のお母さんや、小さいお子さんの患者さんも多く来院頂いておりますので、赤ちゃんの歯みがき方法についてよく質問がありますので、まとめていきたいと思います。
まずは歯のはえはじめについてお話しします。
①はえる時期
最初にはえる歯は下の前歯で、平均すると男児で8か月、女児で9か月ごろです。
これはあくまでも平均で個人差があります。
例えば1歳のお誕生日頃になって初めての歯がはえることもありますので、多少遅れても心配することはありません。
はえかたも2本の前歯が少し離れたり、ねじれたりして出てくることもあります。異常ではありませんのでご安心ください。
②はえる前のきざし
しきりにものをお口へ運んで噛もうとする動作が増えてきます。
③はえるときの痛み
ときどき歯のまわりの歯ぐきが赤くなって痛がり、ふれられるのも嫌がることがありますが、これは萌出性歯肉炎と言い、歯がはえるときの一時的な症状です。
④歯がはえると同時によだれが多くなることがあります。これも一時的な炎症にともなうものですので、心配ありません。
⑤お誕生日をすぎても歯がはえない
1歳3か月ごろになってもまだ歯がはえてこないようなら、歯医者さんでレントゲン写真をとってもらい、歯がちゃんとできているか調べてもらうと良いでしょう。
次に歯みがきの仕方についてお話しします。
①歯みがきは必要、でも無理はしない!
乳歯がはえはじめると歯みがきが必要になります。
でも、0歳児では、なかなかきちんと磨かせてくれないのが普通です。
嫌がるからと言って、無理やり押さえつけて磨くのはやめてください。
この時期の歯みがきはお遊び程度のものでも大丈夫です。
②習慣づけのはじまり
この時期では歯みがきを日常の生活習慣の中に入れることを目標にしてあげてください。
手や顔を洗う習慣をつくっていくのと同じです。
赤ちゃんが何でもお口に入れたがるときから歯ブラシを持たせます。
③磨いてあげるときに気を付けること
・赤ちゃんの機嫌のいい時、眠くないときを選んであげてください。
・赤ちゃんのひざの上に寝かせてみがいてあげてください。赤ちゃんのお口のなかがよく見えます
・楽しく、やさしく、軽い力で歯面をこするようにしてください。歌を歌いながらなどオススメです
・歯ブラシは小さめのものを選びましょう。
・歯磨き剤はつけずに歯みがきをしてください。
・お母さんの気持ちの落ち着いている時にしてください。赤ちゃんとのスキンシップのつもりで磨きましょう。
小さいころから歯みがきの習慣づけをしておくことが一番大事です。
無理しすぎず、お子さんと楽しみながら成長を見届けましょうね!
にしい歯科クリニックは、大阪市中央区の東高麗橋(天満橋駅と北浜駅のちょうど真ん中あたり)にあります。
平日は21時まで診療しています。
お口の中のどの様なお悩みもお気軽に相談してくださいね。