お口の機能の低下 オーラルフレイルについて
皆さんこんにちは。にしい歯科クリニック院長の西井遼太郎です。
新型コロナウイルスがいまだに猛威を振るっています。
当院では、新型コロナウイルスを含めた様々な感染症に対して、最善の予防策を講じております。
徹底した検温、厚生労働省の定める感染防御具の着用、交換、環境消毒および換気の徹底、スタッフの健康管理の徹底、患者さま同士の濃厚接触の可能性を防ぐための対策を講じております。
そのため、予約等も若干取りにくくなっております。ご不便な点もあるかと存じますが、感染防止のためにどうぞご協力よろしくお願いいたします。
今回はお口の機能の低下、オーラルフレイルについてお話ししたいと思います。
オーラルフレイルとは、お口の老化のサインで、「噛む」、「飲み込む」、「話す」という機能が衰えることです。オーラルフレイルが起こると、「食べる」機能が低下しますので、栄養状態が悪くなりがちです。また、滑舌も悪くなるので、なんとなく人に会うのも億劫になってしまい家に閉じこもってしまいがちになります。このようなことが、さらに老化に拍車をかけてしまうことになります。
オーラルフレイルの危険性がある症状
①食事中、食べこぼすことが増えてきた
②硬いものが噛みづらくなってきた
③食事中にむせることが多くなってきた
④滑舌が悪くなってきた
⑤体重が減ってきた
⑥家にこもりがちになってきた
⑦よく噛めない状態を放置している
このような症状に当てはまる項目が多いほど、オーラルフレイルの危険性があります。
では、どうすればよいのでしょうか。
オーラルフレイルは食い止めることが可能です。ぜひ次のことに注意してみてください。
①よく噛む、話すことで、口周囲の筋肉が鍛えられます。
②歯みがき、入れ歯の手入れをきちんと行い、健康なお口を保つことも大事です。
③定期的に歯科で検診を受け、早期発見、早期治療を心がけましょう。
オーラルフレイルを防ぐには、意識してお口の機能を働かせること、そして歯の健康を守るため、毎日のお手入れや検診を欠かさないことが大事です。ぜひ意識してみてください。
にしい歯科クリニックは、大阪市中央区の東高麗橋(天満橋駅と北浜駅のちょうど真ん中あたり)にあります。
平日は21時まで診療しています。
お口の中のどの様なお悩みもお気軽に相談してくださいね。
新型コロナウイルスの感染予防対策について
皆様こんにちは。にしい歯科クリニック院長の西井遼太郎です。
大阪でも新型コロナウイルスに対する緊急事態宣言が発令されました。
当院では、新型コロナウイルスを含めた様々な感染症に対して、最善の注意を払い予防策を講じておりますので、今回はそのことについてお話ししたいと思います。
①厚生労働省の定める感染防御具の着用、交換を徹底しております。
厚生労働省の定める基準に基づき、個人防護具(サージカルマスク・手袋・ガウンなど)の着用を徹底しております。また、患者さま毎に取り換えを行い、着脱時の感染対策や使用後の適切な処理についても徹底しています。
②手洗いおよび、手指消毒を徹底しております。
患者さまと接する際の手指消毒、個人防護具の着脱前後の消毒、など
さまざまな状況で手指消毒を徹底しております。
③環境消毒を徹底しております。
患者さまの触れる可能性のあるすべての箇所の消毒、滅菌可能なすべての器具の滅菌、滅菌が難しい器具の場合も消毒を徹底しております。また、消毒作業を行うスタッフも個人防護具の着用を行い、使用した防護具などは適切な処理を行っております。
④換気を徹底しております。
診療時間内は1時間に1回以上の換気を徹底しています。
また、診療開始前や診療後も換気を行っています。
⑤口腔外バキュームを使用しております。
口腔外バキュームによる治療時における飛散防止に努めております。
⑥スタッフの健康管理を徹底しております。
出勤前の「検温」を含め、ご家族の方の健康状態のヒアリング、少しでも体調に変化があった場合の出勤自粛など、健康管理に努めています。
皆様不安な気持ちでいっぱいではないかと思います。
一人一人が今できることを行い、新型コロナウイルスに立ち向かっていきましょう。
にしい歯科クリニックは、大阪市中央区の東高麗橋(天満橋駅と北浜駅のちょうど真ん中あたり)にあります。
平日は21時まで診療しています。
お口の中のどの様なお悩みもお気軽に相談してくださいね。
緊急事態宣言に伴う診療日変更のお知らせ
今回の政府による緊急事態宣言を受け、新型コロナウィルス感染拡大防止を目的とした当院での診療体制と患者さんへのお願いを下記のとおりご案内させていただきます。
4月16日(木)
4月23日(木)
4月30日(木)
休診させていただきます。
また、感染拡大の予防の観点から、なるべく一度にたくさんの患者様が密になるような状況を避けるべく、診療の枠を一部制限いたします。
それに伴いスタッフの一部出勤も停止の措置となるため、既存の患者様含め予約がとりづらいことがあると思いますが、何卒ご理解の上、ご了承いただきますようお願い申し上げます。
もちろん急なお痛み、つめものがとれたなど急患対応は随時行って参ります。
まだまだコロナウィルスによる影響、被害は続くと思いますが、そんな中、我々にできることは微力ではありますが、最大限の努力をしてまいりますのでよろしくお願い致します。
にしい歯科クリニック
歯周病の治療ってどうして何度もかかるの?
皆さんこんにちは。にしい歯科クリニック院長の西井遼太郎です。
新型コロナウイルスが猛威を振るっていますね。当院では、以前より院内の感染予防対策を徹底していますので、安心して治療に来ていただけたらと思います。
今回は、歯周病の治療の際に皆さんがよく感じられる、「どうして歯周病の治療は何度もかかるの?」という疑問点についてご紹介していきたいと思います。
歯周病の治療は歯垢や歯石を除去することが主になっています。それは、「歯垢」のなかに含まれている歯周病菌が原因となり歯周病を引き起こしているのと、歯垢が唾液中のミネラルで硬くなった状態「歯石」も歯周病を悪化させる原因になっているからです。では、歯垢や歯石はなぜ一気に取れないのでしょうか?
歯ぐきの炎症を徐々に落ち着かせる必要がある
歯周病になって、歯ぐきが赤く腫れて敏感な状態の時に一気に取ろうとしても、歯ぐきが敏感なので痛みが強くなります。また無理に行うと、歯ぐきの炎症がひどくなって大きく腫れてしまうことがあります。それゆえ、最悪の状況を避けるために歯ぐきの状態を見ながら、段階的に歯垢や歯石を落としていく必要があります。
知覚過敏が起こることがあるため
歯の周囲をきれいにすると、歯ぐきが引き締まり、知覚過敏を起こすことがあります。一気に歯石取りを行うと、お口のあちこちでしみる症状が出る恐れがあるため、やはり慎重に行う必要があります。
歯垢や歯石がたまりにくくすることが一番重要
クリニックに通って歯垢や歯石を取ることも大切ですが、一番重要なのは、患者さんが日常生活で正しいお口のケアを行うことです。歯ブラシの回数、当て方、デンタルフロスを使用することで、良い状態を保つことができます。まずは正しいお口のケアの方法をお伝えさせてもらって、それが継続してできているかチェックさせてもらいます。
歯周病の治療回数は、軽症の場合、歯垢や歯石が少ない場合には少ない回数で終わらせられますので、定期的なクリーニングをお勧めします。
にしい歯科クリニックは、大阪市中央区の東高麗橋(天満橋駅と北浜駅のちょうど真ん中あたり)にあります。
平日は21時まで診療しています。
お口の中のどの様なお悩みもお気軽に相談してくださいね。
キシリトールガムとは?
皆さんこんにちは。にしい歯科クリニック院長の西井遼太郎です。
二月も終わりに差し掛かり、もう少しすれば春が訪れますね。
今回はキシリトールガムについてお話していきますね。
キシリトールガムは、スーパーやコンビニでよく見かけると思います。
何となく「歯にいい」「虫歯を防ぐ」というイメージを持たれている方も多いと思います。しかし、効果的な利用方法や注意点などについては、あまり知られていないことが多いです。今回はキシリトールガムについて詳しくお話ししていきたいと思います。
キシリトールとは?
キシリトールとは、シラカバやトウモロコシの芯から採れるキシラン・ヘミセルロースという物質を原料にした天然の甘味料です。
キシリトールは、砂糖と同じ甘味度を持っています。また、カロリーは砂糖の75%です。キシリトールは溶ける時に熱を奪うので、口に含むとスーッとした冷たい感覚があります。そのひんやりとした感覚とミントの味の相性の良さから、キシリトールガムはミント味が多く見られます。また、果物の味をより新鮮にする効果や、苦味を消す効果もあります。
キシリトールの効果について
キシリトールは、むし歯の原因になりません。むし歯菌のエサにならないので、むし歯菌たちは弱ります。 そして、エサが無いので「酸」もできません。また、むし歯菌の活動を弱める働きも持っています。むし歯の原因となる歯垢が付きにくくなるだけでなく、歯の再石灰化を促し、歯を固くします。
どのようなキシリトールガムを選べばよいか
キシリトールガムを選ぶうえで重要なのは、キシリトール含有割合です。スーパーやコンビニなどでよく見かけるキシリトール入りと書いたガムの多くは甘味料のうちキシリトールが占める割合が50%以下のものが多く、あまり効果的とは言えません。
歯科医院で入手できる医療機関専売のものは、キシリトール含有割合が90%以上のものがほとんどで、虫歯予防の効果が強く期待できます。
効果的な摂り方
一日3回、1粒ずつを毎食後に噛むとよいです。5分以上は噛んで下さい。なるべく長時間噛んでください。味が薄くなってもできるだけ長い時間噛み続けましょう。むし歯になりやすい方は、1日5回、毎食後と間食後、おやすみ前に1粒を噛むことをおすすめします。
虫歯予防の効果があらわれるのは
キシリトールを食べると、2週間で歯垢が減りはじめ、3ヶ月ほど経つとむし歯になりにくくなります。でも、その後すぐにやめてしまうとしばらくして再びむし歯菌が増え始め、むし歯になる危険性も高くなってしまいます。効果を実感するために継続的に食べましょう。
食べ過ぎないでください
キシリトールの副作用としてお腹がゆるくなることです。
食べ過ぎると下痢をしやすくなりますので注意してください。特に小さなお子さんに食べさせるときは注意してください。
キシリトールは万全ではない
キシリトールはむし歯予防に効果的ではありますが、ブラッシングをすることが虫歯予防の基本中の基本です。歯を磨いた後で食べてもいい唯一の食品ですので、磨いた後に何か甘いものが食べたいとか眠気覚ましなどで噛みたい時には、キシリトールガムを取り入れましょう。
当院では歯科専売のキシリトール製品を取り扱っておりますので、ぜひ活用してみてください。
にしい歯科クリニックは、大阪市中央区の東高麗橋(天満橋駅と北浜駅のちょうど真ん中あたり)にあります。
平日は21時まで診療しています。
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歯がはえはじめた赤ちゃんの歯みがきの仕方について
皆さんこんにちは。にしい歯科クリニック院長の西井遼太郎です。
新型コロナウイルスが猛威を振るっていますね。
外出時はできるだけマスクを着用し、自宅に帰られたら手洗いうがいを心がけるようにしましょう。
さて、今回は赤ちゃんの歯みがきの仕方についてお話ししたいと思います。
当院でも子育て中のお母さんや、小さいお子さんの患者さんも多く来院頂いておりますので、赤ちゃんの歯みがき方法についてよく質問がありますので、まとめていきたいと思います。
まずは歯のはえはじめについてお話しします。
①はえる時期
最初にはえる歯は下の前歯で、平均すると男児で8か月、女児で9か月ごろです。
これはあくまでも平均で個人差があります。
例えば1歳のお誕生日頃になって初めての歯がはえることもありますので、多少遅れても心配することはありません。
はえかたも2本の前歯が少し離れたり、ねじれたりして出てくることもあります。異常ではありませんのでご安心ください。
②はえる前のきざし
しきりにものをお口へ運んで噛もうとする動作が増えてきます。
③はえるときの痛み
ときどき歯のまわりの歯ぐきが赤くなって痛がり、ふれられるのも嫌がることがありますが、これは萌出性歯肉炎と言い、歯がはえるときの一時的な症状です。
④歯がはえると同時によだれが多くなることがあります。これも一時的な炎症にともなうものですので、心配ありません。
⑤お誕生日をすぎても歯がはえない
1歳3か月ごろになってもまだ歯がはえてこないようなら、歯医者さんでレントゲン写真をとってもらい、歯がちゃんとできているか調べてもらうと良いでしょう。
次に歯みがきの仕方についてお話しします。
①歯みがきは必要、でも無理はしない!
乳歯がはえはじめると歯みがきが必要になります。
でも、0歳児では、なかなかきちんと磨かせてくれないのが普通です。
嫌がるからと言って、無理やり押さえつけて磨くのはやめてください。
この時期の歯みがきはお遊び程度のものでも大丈夫です。
②習慣づけのはじまり
この時期では歯みがきを日常の生活習慣の中に入れることを目標にしてあげてください。
手や顔を洗う習慣をつくっていくのと同じです。
赤ちゃんが何でもお口に入れたがるときから歯ブラシを持たせます。
③磨いてあげるときに気を付けること
・赤ちゃんの機嫌のいい時、眠くないときを選んであげてください。
・赤ちゃんのひざの上に寝かせてみがいてあげてください。赤ちゃんのお口のなかがよく見えます
・楽しく、やさしく、軽い力で歯面をこするようにしてください。歌を歌いながらなどオススメです
・歯ブラシは小さめのものを選びましょう。
・歯磨き剤はつけずに歯みがきをしてください。
・お母さんの気持ちの落ち着いている時にしてください。赤ちゃんとのスキンシップのつもりで磨きましょう。
小さいころから歯みがきの習慣づけをしておくことが一番大事です。
無理しすぎず、お子さんと楽しみながら成長を見届けましょうね!
にしい歯科クリニックは、大阪市中央区の東高麗橋(天満橋駅と北浜駅のちょうど真ん中あたり)にあります。
平日は21時まで診療しています。
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困ったお口のトラブルと対処法
皆さんこんにちは。にしい歯科クリニック院長の西井遼太郎です。
寒い日が続きますね。新型コロナウイルスのことも心配ですし、皆様お体ご自愛下さい。
今回は、突然起こってしまう様々なお口のトラブルと、その対処方法についてお話ししたいと思います。
①歯が痛む
突然歯が痛くなることがあります。
その原因は大きく分けると2つ考えられます。
一つはむし歯による痛み、もう一つは歯のまわりの歯ぐきの炎症による痛みです。
どちらが原因であっても、放置しておくとますますひどくなってしまう恐れがありますので、早めに歯医者さんを受診することをお勧めします。
病院にどうしてもすぐに行けなかったり、お痛みが強い場合は、ひとまず手持ちの痛み止めで痛みを抑えておきましょう。
②詰め物、被せもの、差し歯が取れた
取れてしまった詰め物や被せもの、差し歯はもう一度付け直せる可能性があります。
ただ、外れてしまってから日にちが経ってしまいますと、隙間が出来たり歯の位置やかみ合わせが変化して戻せなくなります。
できるだけ早めに歯医者さんに行きましょう。
外れた原因が、中にむし歯ができてしまったり、隙間が大きくなってしまったことによるものであれば作り直す必要があるでしょう。
なお、外れたものを自分で接着剤でつけるのは絶対にやめましょう。
位置がずれるとかみ合わせがくるってしまったり悪影響が多いです。
③歯ぐきが腫れた
歯ぐきが腫れる原因は大きく分けて①歯周病②歯の根の炎症③親知らずの3つあります。
どの原因であっても、放置してしまうと悪化してしまいます。
急性の症状を抑えるために抗生物質が必要なケースも多いですし、根本の治療が必要ですので、歯医者さんに早めに受診しましょう。
④歯が欠けた
事故や物にぶつかって歯が欠けてしまうことがあります。
欠けた破片が元に戻るようであればくっつけることが可能な場合があります。
できる限り破片を保存しておいて、早めに歯医者さんを受診しましょう。
なお、自分で破片を接着剤でくっつけるのは絶対にやめましょう。
⑤歯が抜けた
事故などで歯が抜けてしまった場合、早めに処置すれば元の位置に戻せる可能性がありますので、抜けた歯を持参して早めに歯医者さんを受診しましょう。
抜けた歯は、乾燥にとても弱いですので生理食塩水(なければ牛乳でも可です)に浸しておいてください。また、歯の根のあたりに歯ぐきのようなものがついている場合がありますが、絶対にはがさず、そのままの状態で持ってきてください。
突然のトラブルは避けて通れないものですが、適切な対処法を知っていれば、いざという時も落ち着いて対処できるのではないでしょうか。
にしい歯科クリニックは、大阪市中央区の東高麗橋(天満橋駅と北浜駅のちょうど真ん中あたり)にあります。
平日は21時まで診療しています。
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